第１回平和と非暴力のための世界行進ベースチームメンバーの倫理憲章と責任

平和と非暴力の世界行進（以下WM）では、メンバーと参加者たちを通して、環境への配慮や人々への礼儀の大切さを伝えることに取り組みます。

それ故、私たちはベースチームメンバー・参加者として、全体または一定セクションの行進を通して、ミッション達成と地球の未来のための共同責任を担っていることを自覚しなければなりません。人類の平和への達成は、私たち自身を始めとする人類の１人１人を認識することにかかっています。WMのチームメンバーが、何百万人のボランティアが参加するこの協働プロジェクトの正しい発展のため、また心から歓迎されるために常に責任を自覚することが原則です。

私たちは、私的利益よりも平和と非暴力による社会的利益を優先し、共通ミッションを実現させなければいけません。

一般原則

１法律、規範、作法、習慣、伝統の尊重
私は訪問する国の規範や法律を尊重することを誓い、違法な商品を買ったり品格を落とすような行動をとりません。WMは、薬物使用を禁止しアルコールなどの適度な摂取の中で行われます。それ故、私は旅先の作法、習慣、慣例や服装に注意を払い尊重することを約束します。

２ミッションの団体行動を尊重
私は時間厳守、規律、生活リズムの柔軟性を必要とするミッションの団体行動を尊重することを約束します。例えば、時に早朝出発や夜間移動、何キロも一日に歩いたりすることなどがあることを認識しています。

３食べ物と宿泊
いくつかの街では、WMの現地スタッフが私たちの行動を助け、異なったやり方で食べ物や宿泊をサポートしてくれます。必要な際は、私は積極的に料理や掃除を手伝ったり、床やキャンプベッドに寝ます。

全くサポートのない場所では、ホテルやホステルに滞在します。私はその場所の食べ物に順応します。

４安全
行進中は安全ジャケットを着た案内の人たちが、行進者を誘導する予定です。私は指示に従い、特に道路を横断したり通行者を尊重する場合など、必要に応じて一列になり歩行者の妨げにならないように歩きます。

各行進者は常に所持品や自分自身に責任を持ち、時にはその日に必要な食料や飲み物を運ばなければいけません。

５資金
私は旅費と自分の選んだ交通手段の費用を負担します。もし、支払いが延滞してチケットやホテルの料金が高くなった場合、その差額も負担します。

６エチケット
私はホストやサポーターが提供してくれたものを受け入れます。（もし自分の食習慣がある場合、自分で責任を持ちます）提供してくれる宿泊所に感謝し、立ち去るときは整とんし、来る前よりもきれいな位に戻すことを約束します。彼等は私たちのために動いていることを念頭におき、暴力なしに常に相手を思いやって行動し、他の意見や考えを尊重し、過剰な要求はしません。私はWMを通して広めたい平和と非暴力の価値を体現することを約束します。

７健康
私は参加者として自分の健康に責任を持ち、緊急時の母国送還もカバーする保険に加入します。グループと人としての尊厳のために、私は全員が許容する衛生基準を保つことを約束します。

８違反
全ての違反行為は、ラファエル・デ・ラ・ルビア（ベースチーム・コーディネーター）、マルコ・イングレシス（ベースチームリーダー）、ベースチームから選出されるメンバー３人で構成される委員会に報告されます。重要な決定の際は、委員会は残りのメンバーとも協議できます。もし違反行為が深刻で繰り返される場合は、ベースチームに注意を喚起できます。WMの目的が危うくなる場合、その人に立ち去るよう勧告することがあります。除外されたり他の行動よって同様の結果になった場合、違反した人はそれにかかった費用（交通費、宿泊費、食べ物など）を負担しなければなりません。また除外された人は、未使用のWMの交通費や飛行機代などの払い戻しの請求はできません。

９ベースチーム内のプライバシー
私は、ベースチーム内やメンバーの問題を漏らさないと約束し、チームに同じことを要求します。

１０個人プロジェクトとベースチーム内のプライバシー
旅行中、私が個人プロジェクト（手記、写真、ブログなど）で他のベースチームメンバーが関係する画像や音声、映像、宣言、話を使う場合、ベースチームコーディネーターたちに事前に発表し、関係のあるチームメンバー達から承認書をもらわなければいけません。

私は体験談、写真や映像等を自由に公表できますが、許可を得ていないチームメンバーのプライバシーを尊重します。

１１日誌と制作
日課として映像や、音声、写真や広報がメディア用に準備されます。また録画を使ってWMドキュメンタリーも制作されます。私はこれらの画像、日誌、ドキュメンタリーでベースチームメンバーとして登場することに同意します。